関東の人は、どんな場面で「おばちゃん」という言葉を使うのだろうか。
私がこの疑問を持ったのは、次女(3歳児クラス)のお迎えに行ったとき。
次女のクラスへ行くと、次女のお友達が
「次女ちゃ~ん!ママきたよ~!」と次女に声がけしてくれる。
冬になり寒いので、ネックウォーマーをつけてお迎えに行っている私に
次女のお友達が「ねぇ、これなあに?」と話しかけてくる。
「これね、ネックウォーマーっていうんだよ。
マフラーだと赤ちゃんが遊んでおばちゃんの首がしまっちゃうし、
かといって何もつけないと首が寒いから、つけてるんだ」と答えた。
次女のお友達が「おばちゃん?」と首をかしげる。
私は関西で生まれ、育ち、就職するまで関東に来ることがなかったので
友達のお母さん=おばちゃん という呼び方に全く違和感はなくて
自分の子供のお友達からみて、自分は「おばちゃん」になるわけで、
無意識のうちに言っていたんだけど。
でも、ここトーキョーでは違うのか。
「そっか、おばちゃんじゃないのか。そしたら何て呼ぶのかな?
『ママ』?それとも『お姉さん』?」
と私自身を指さしながら次女のお友達に尋ねる。
お姉さん、という言葉にうなずく次女のお友達。
「『お姉さん』かぁ、それはうれしいなぁ」と返事をした。
しかし、本当に「お友達のお母さん」はなんて呼ぶんだろう?
そして、関東の人にとって「おばちゃん」とは、どんなイメージなのだろう。
友達のお母さんのことを呼ぶとき、そのまま「○○ちゃんのママ」なのであれば、
自分の子の友達に対して自分自身を呼ぶときにはなんというんだろう?
と根が関西人の私は思うのでした。